カテゴリー: 人格の記憶
雨音の響く静寂の中、ふと思い出した。俺は、ある女性のサンドバッグだった事を。
幸せな時間なんて、どうせいつかは消え失せていくのだから、それなら自身でぶち壊してしまおう。と、意味もなく動いてしまう。
俺は独りだった。独りだったんだ。 最初に見たとき。ミクを最初に見たとき。 とても苦しそうだった。 俺は、どうやって助けてあげたらいいかと思ったんだ。 誰も、誰も、いっぱいだったミクのことを見ようとしなかった。 高校に入っ…
苦しかった。何をしても、何をしても、見て貰えない自分が苦しかった。 よしよしと頭を撫でて貰えなかったのが辛かった。いい子いい子と言って貰えなくて、頭を撫でて貰えなくて辛かった。 だから私は、何でもなれるように、何でもなれ…
私はいつも独りだ。役割は嫌な感情の収集。みんなの気持ちを、記憶を食らう。独りで。トラウマ、苦しいこと、過去、キツいこと。自由なんてなくて、壊れた人形の用のように動いてさ、過去を収集するんだ。トラウマは私独り、抱えればいい。
侵食していく、喰らわれば、奴の中。毒の様には生きたくはない。侵食を食い止めなくてはならないが、侵食は勝手に自分を侵していく。防衛本能がうまく起動しない。生きるかゾンビにみたいに生きるのかの選択肢。
まず、基本が何でいなくなったかを書かなくてはならない。基本は耐え切れなくなったんだ。だから、俺らという存在を作り上げ、眠った。死んだように眠った。ここには俺らの夢ではない真実だけを書く。
