私たちの人格には「困ったこと、苦しいこと」があると寝たり薬を飲んで死のうとしてみたりする子がいるのだけど、この子がね、全ての逃げる方法を塞がれると新たな人格を生み出してしまうのよ。寝ようにも起こされる。薬の大量服薬をしようにもまた止められる。ではこの子はどうやって逃げるつもりなのかしら? 続きを読む
京華
人格「京華」にまつわる記事です。
ロボットになりたかった
弱みを見せたくない彼女。泣くことは許させなかった。動くことを強制され、動けない体に傷を作った。自分に欺いて、心を殺して。 続きを読む
私の発生(生まれ)
過去を思い出し、私はその過去を追体験することになってしまった。所謂、フラッシュバックね。毎晩毎晩、夢はその夢ばかり。小学校1年生のあの春ばかり。周りから好奇な目で見られることばかりだったあの時を決して忘れたりはしないわ。 続きを読む
悲しみの過去
私は自分の過去を知らずに、他の子の過去を見続けてきた。それを忘れない様に文にして来たのだけど、まさか自分の過去をこんな形で知る事になるなんて、思いましなかったわ。自分の過去は私はずっと、“金子みすゞさんの詩集”からだと信じてきた。他の子の過去を知る度になんか違うのかも知れないとも思って来たけど、それでも私の過去はこの時のことだと信じて疑わなかった。 続きを読む
停止した時間
私たちの中には元カレさんが好きな子がいる。まだ今という現実を避けている子がいて、ここがどこなのかさえ、どうしてこうなったか、分からず、分かろうともせず、分かるぐらいなら死にたいと思う子。そんなお話。
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記憶の時間
※この文章には性描写があります。苦手な人は、読まずにお帰り頂くことをお勧めします。
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鬱なひと時
死にたいなんて望んじゃいないのさ。ただ、止めて欲しい、心配して欲しいだけ。自分勝手で愚かなもんさ。でもな、確認しないと怖くて仕方ないんだよ。地獄で生きる俺ら、本来なら死んでも良い存在。そんなもんに価値なんかあるかねぇ。 続きを読む
「ベルリンの壁」後編
トラ子がいなくなってから、彼女は違うもとをももとめた。シャチ子という、トラ子よりおおきなぬいぐるみ。本来はシャチではない、ただのシロナガスクジラなのだけど、彼女の中ではシャチ子。大切にしていたわ。 続きを読む
「ベルリンの壁」前編
私達の中には人がとても苦手な子がいる。その子は人に大切なものを取られたと言う記憶がある。当時の私にはその子の大切な記憶を感触として覚えていたのだけれど今は思い出せない。 続きを読む