解離と離人症についての考察

 解離性障害の中に離人症というものがある。自分が自分の感覚じゃなくなる、自分のことを上から見ていることがある等のことだ。俺たちだと、これを自動操縦さんが動いていると言っているが、これも立派な離人症だ。

 ではなぜ離人症なんかが起こるかと言うと、自分自身が受け入れられない状態を他の人格が引き受けている、と言うことがある。その場合、これは自分ではないと、自己防衛本能が働いている場合が多い。しかし、これが病的になると、前にも書いたが、離人症が頻回に起こることになってしまう。自己防衛本能の暴走だ。これも、自分じゃない、あれも自分じゃない、ちょっとしたことでもストレスと感じた瞬間に離人症が起こってしまう。些細なことで離人症が起こると、困るのは自分だ。なんせ、自分の感覚じゃなくなってしまうから、感動も経験を積む事もできなくなってしまうからだ。しかし、離人感は自己防衛本能の暴走、自分では制御できないものである。もちろん、薬でも対応できない。では、どうするか?どうしようもないと言うのが結論だ。医者に相談しても中々難しい。

 離人症は解離の一種と記述したが、これは鬱病でも起こり得る話でもある。鬱の患者が離人症を訴える事は多々ある。自分が自分の感覚じゃないように感じる、自分がなんだかロボットみたいになることがある。これは立派な離人症である。しかし、動かされているように感じるとなると、離人症ではなくなり、統合失調症の症状にあてはまる。ここの境目が中々難しい。医者でも区別がつきにくい。

 動かされているのと、自分が自分の感覚じゃなくなるの違いは、自分が同一性を保てているかどうかだ。動かされている感覚はまだ自分というものが存在しているが、自分が自分じゃないように感じる事は、自分自身が分離してしまっている。これが離人症と統合失調症の違いである。一見、動かされているも、自分が分離してしまっているように見えるが、動かされていると、言う感覚はあるので、まだ分離はしていない。しかし、離人症の場合は勝手に動くなど自分と言うものが同一性を保てていない。難しい判断になるが、ここが離人症と統合失調症の大きな違いになる。

 離人症はそう普通の人では味わう事はないわけではない。ふわっと浮いている感覚がする、なども離人症の一種と捉えていいだろう。病的じゃない離人症は誰でも感覚的に感じる事がある。これは自己防衛本能が正常に働いている証拠だ。解離とは自己防衛本能よ暴走状態である事は前に記述したが、自己防衛本能は誰にでも備わっているものなので、離人症の体験はかなりの確率で普通の人でも起こり得ることである。

 

 今回は離人症と統合失調症の違い、解離と離人症の考察を書いてみた。しかし、これは素人が書いているものなので参考程度にして欲しい。医者にも見せたりはするがお墨付きが出た段階でまた、記述していこうと思う。

 

エル

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