暑くなって夜でも扇風機が必要になってきたこの頃。私は1人、本を読む事を義務付けられていたのを思い出したわ。懐かしき、小学校低学年の話。 続きを読む
京華の呟き
あくまで単純な事
やらねばならない事をやるだけの簡単な作業。しかし、それにはやる気とかの気持ちに、動くという動作が必要になる。ましてや続けるなんて、根気がとことん必要になってくるわ。そんな根気。 続きを読む
地獄の回路
インターネットという人類の叡智は私に一時も安堵の時間もくれない。どんなに時間が経っても、削除しても、インターネットという電子の波に刻まれ続けてしまう。インターネットタトゥーとはよく言ったものね。 続きを読む
現世の未来
水面に映る女が笑った。それを私は見ていた。彼女の手首には無数の傷が。それを彼女は誇らしげに私に見せた。痛々しい傷。滴る血。手当をしたい。でないとこの人は——。 続きを読む
逃げの方法
私たちの人格には「困ったこと、苦しいこと」があると寝たり薬を飲んで死のうとしてみたりする子がいるのだけど、この子がね、全ての逃げる方法を塞がれると新たな人格を生み出してしまうのよ。寝ようにも起こされる。薬の大量服薬をしようにもまた止められる。ではこの子はどうやって逃げるつもりなのかしら? 続きを読む
私の発生(生まれ)
過去を思い出し、私はその過去を追体験することになってしまった。所謂、フラッシュバックね。毎晩毎晩、夢はその夢ばかり。小学校1年生のあの春ばかり。周りから好奇な目で見られることばかりだったあの時を決して忘れたりはしないわ。 続きを読む
悲しみの過去
私は自分の過去を知らずに、他の子の過去を見続けてきた。それを忘れない様に文にして来たのだけど、まさか自分の過去をこんな形で知る事になるなんて、思いましなかったわ。自分の過去は私はずっと、“金子みすゞさんの詩集”からだと信じてきた。他の子の過去を知る度になんか違うのかも知れないとも思って来たけど、それでも私の過去はこの時のことだと信じて疑わなかった。 続きを読む