解離性転換と発熱の関連性についての考察

 本日の考察は実際に俺らが体験をしたものと照らし合わせながらの考察となる。解離を患っている方は本当に気をつけないとかなり大変なので気をつけて欲しい。

 

 まず、解離性転換についての説明に入りたいのだが、これは要約すると解離により自分の疲れ具合などが理解できないというのが主な症状だ。具体的に話すと、人らから見てどう考えても無理をしているように見えるのに本人は全くその感覚がなく、動き続けた結果、身体的な症状が表立って出るというものだ。例えば、動けなくなる、倒れる、発熱などが挙げられる。俺らは今回この発熱を引き起こした。しかもかなりの高温。38.8まで出たが薬も何もせず1日で治った。もちろん疲労感はあった為、突然意識を失う勢いで寝るなんてことはしばしばあったが、それも2日ほどで治った。コロナでもなく、インフルエンザでもない、本当になんにも無いのに突然高熱を出す。なんの前触れもなく。気付いた時には既に高熱で病院なんてこともあるわけだ。この解離性転換の厄介なところは、本人が気づいてないところに問題がある。正直、これは周りが指摘した所で治るものではない。何故なら本人には全く自覚がないのと、頑張った分だけ評価が上がるという制度がまだ根強く会社などには残っているからだ。ほとんどの人は風邪などを引いた際、休むのが本来なのだが、解離性転換を起こしている本人は風邪を引いた感覚がない。特に熱だけなら本人には全く問題なく動けてしまう。解離性転換持ちには頭痛なども良く起こる事なのでそれすらもスルーすることもあるぐらいだ。体がダルいなんてことも解離性転換の方にはあるあるなので問題ない。

 

 よって、解離性障害による身体的弊害は多い。最悪、倒れるまで動き続けてしまう事もある。解離性障害の方は無理というものを無意識に抑え込む癖が幼少期から染み付きがちである為、自身では気づいてない無理というものが多々ある。それは他者から見て例え無理だと考えられることであっても、本人には関係無いのである。そこが難しい。そして、本人も知らない所で溜まりに溜まった疲労が身体にも影響し、発熱や、動けなくなる等の身体症状に繋がっている可能性が高い。

 

 医者ではない俺がこの考察を書いているには訳があり、実際に俺らがなってしまったのが起因している。警告も含めて必要だと感じたので書かせて頂いた。解離性障害に罹患している方、罹患している方の家族は大変気を付けて欲しいと思う。

 

 エル

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