鬱病の考察

 当事者としての考察を書こうと思います。しかし、医者ではないので参考程度にしていただけるとありがたいです。

 

 まず、鬱病とはというところからなんだが、これはこの考察を読んでいる方には必要ないと思うので省く。要はセロトニンという物質が取り込まれにくい状態により、気分が落ち込みやすくなり、様々な支障をきたす病気という風に考えてくれれば良い。では、症状はどんなものがあるのかだが、これは個人差がかなりある。鬱病の患者でも働けてるやつは多いし、逆に働けないぐらい重篤な症状の人もいる。俺らは働けないレベルにいるので、どうしてもそっち方面に話が行きがちだが、考察なので、ゆっくりと説明をしていこうと思う。

 鬱は治る病気だとも再発しやすい病気とでもどっちとも捉えられる。発症自体は不明点が多いものの、過度なストレスが原因と言われることが多い。また、思春期における鬱病もかなり報告されており、その場合は、完治しずらいとの報告も多くある。鬱病の患者だが、鬱状態では自力で発見することはなかなかないのが現状だ。腹が痛いや髪が抜けやすくなる、寝れなくなるなどの症状から精神科ではなく内科や皮膚科に行く人が多い。そして、辛いのを紛らわす為にお酒とか金とかに依存していく傾向もよく見受けられる。また、鬱ではなく双極性障害Ⅱ型であったというはなしもよく聞くことが多いくあり、Ⅱ型の場合は高頻度でうつの期間が長い為、誤診を招きやすい。

 基本的に鬱病の診断基準はそれほど難しいわけではない。2週間ほどほとんど日中、ほとんど毎日の抑うつ気分、あるいは興味、喜びの著しい減退のほか、「ほとんど毎日の」不眠あるいは過眠、易疲労性、精神の焦燥や制止、無価値感や罪の意識、思考力や集中力の減退、体重の減少や増加、反復的な自殺念慮などがみられる場合は鬱と診断される。まぁ、かなりポピュラーな精神疾患である為、周りにそうゆう人がいたとしても大概は受け入れてくれるが最近になりつつある。ストレスが原因に関係している為、誰が鬱になってもおかしくないのが現代社会である。芸能界でも話題になっていることがしばしば見受けられ、今や国民病であるとさえ言われるほどメジャーなものになった。

 しかし、鬱病の怖いところは本当に自殺しかねないところにある。鬱病の病態的には約4段階あると言われており、1段階目にどん底まで落ち、動けない状態になるところまでいく。食べること、寝ることすらできず、ずっと体は重いまま。引きずるようにして仕事や学校などに行く、もしくは無断欠勤、仮病などを使うこともある。とにかくこの状態になると思考が負の方向にしかむかず、意欲がまるでなくなってしまう。家族、友人、会社や学校の勧めでここで精神科や心療内科を受診することが大半だ。ここから薬の力を借り、動けるようになると、今度は自殺企図、未遂をしてしまう患者が大多数だ。未来に希望が持てない状況から抜け出す為、または罪の意識や自身の無価値感を嘆き、体が薬により動くものだから、そのまま自殺というケースも稀ではない。医者もそうならないようにこの第2階目の時はかなり慎重になるがそれでも防げなくて自殺、というケースがある。これは回復途中、鬱病の患者なら必ず通る道でありここを乗り越えられるかが肝になる。もし、この段階を乗り越えることができたなら、第3階目に突入すると意識改革が起こる。自身が無価値であると思っていたのがそうではない、役に立っていると思たり、未来に希望を持てたりと、先のこと、自身のことをしっかり未来を見据えて考えられるようになる。この段階では医者は薬をどれぐらい減らしていこうかというアプローチにシフトする。回復に無事向かっているからだ。しかし、ここで薬を抜きすぎたり、無闇に動くことで第二階目に戻るということもありゆるので注意は引き続き必要とはなる。そして第4階目。ここではもうほぼ一般の人と変わらない状態になる。薬はまだ継続的に飲むことにはなるがそれ以外では一般的に社会復帰果たしたり、学校に復学したり、アルバイト、パートとして働き始めたりと本当に一般人と変わらない行動ができるようになる。それが続くにつれ、医者から寛解を言い渡されることもある。

 

 ここまでザッと鬱についての考察を書いたわけだが、周りに鬱を拗らせているやつには会うことが多いだろ。その時、必ず労いをかけてあげることも大切だ。頑張れではなく、休憩とれてる?や進み早いなどあえて患者の自己固定を上げてあげることが周囲にはひつようとなってくる。それが一番、復帰までの近道になり、結果、生活が豊かになるのだ。参考にしてください。

 

エル

関連するかも知れない記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です