新薬ボルズィとクービビックについての考察
さて、今回はデエビゴやベルソムラの仲間で、新薬のクービビックとボルズィについて調べた話と、体感の話をしようと思う。何度も言うが、俺、エルは医者ではないので注意を。
ベンゾジアゼピン系より比較的依存性が少ないとされるオレキシン受容体拮抗薬。その代表格であるベルソムラ、デエビゴの仲間の不眠治療薬として、新薬ボルズィとクービビックについて、今回調べた範囲と1ヶ月使用後の体感の話をしよう。
まず、オレキシン受容体拮抗薬とは?
ベンゾジアゼピン系、分かりやすく代表格を挙げるとデパス・サイレース・ハルシオン等は、依存性が高く、それゆえに耐性も付きやすい薬だ。非ベンゾジアゼピン系、マイスリーやルネスタ等も存在するが、短期の入眠困難時のみの適応なので、困ったもんだ。基本的に筋緊張を和らげる作用が強い。依存ももちろんしやすく、慣れると効かなくなりがちだ。
しかし、デエビゴやベルソムラ等のオレキシン受容体拮抗薬は依存性が少なく、比較的服用を辞めやすいという特徴がある。みんなが言うところの、「自然な眠りを促す薬」だな。オレキシンとは、覚醒や緊張状態を促す脳の神経物質、と捉えて貰って構わない。ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系は、効能として脳機能の抑制型、遮断型、筋緊張抑止型といった感じだが、オレキシン受容体拮抗薬のデエビゴを飲んでみたところ、この体では全く悪夢はなかった。最初はベンゾジアゼピン系と一緒に運用するのが良いと考える。ベンゾジアゼピン系は突然止めると、依存状態の脳が危ないと判断したり、不安に陥ったりしやすく、急に服用を辞めると病状悪化の原因になり得るため、オススメしない。
それに対し、ボルズィは短期決戦型。ただ、ベンゾを使っていた人にはかなり弱く感じやすい、というのが俺の体感。その代わり、不眠症初期の入眠困難な方にはオススメする。何より依存性がベンゾや非ベンゾ系より確実に少ない。安全性が高く、デエビゴ系統は薬を抜いてもそうそう問題が出にくい。抜いても入れ直しやすく、入れても抜きやすいのがオレキシン受容体拮抗薬だ。
あと、ロラゼパムより効果を体感しやすいのもありがたい。ロラゼパムは自律神経を整える効力があるのだが、効力を体感できるまで4週間と長い。ベンゾ系統からロラゼパム系に移行すると、中々戸惑うことが多い。最初はオレキシン受容体拮抗薬のボルズィ、あるいはクービビックを使用するのが安牌と見る。補佐にベンゾ系統を入れて、徐々に抜くのが良いかなと体感では感じる。
順番的には、ベンゾ系統から非ベンゾ系統へ移行し、その補佐にオレキシン受容体拮抗薬系統を入れ、後にロラゼパム系、という流れがオススメ。まぁ、薬は無い方が良いのだが、精神崩してる人あるあるで、自律神経失調症を併発していることが往々にしてあるので、ロラゼパム系で立て直して抜いていくのが一番負担が少ないかと愚考する。
つらつらと書いているが、クービビックにベンゾ系から移行して感じたことは、「そうそう問題はない」かな。ただ、悪夢は増えたし、ひょっこりフラッシュバックも増えた。起き抜けが一番地雷を踏みやすく感じる。ベンゾ系統併用、もしくはフラッシュバック時にサポート側からリスパダール液を入れてもらうのが、今のところ安全な措置だと運用上考えている。
1ヶ月以上運用していて、やはり、解離性同一性障害や複雑性PTSD関連、不安障害等を持ち合わせていると、どうしても入眠が難しく、薬が必須になるなぁと体感した。薬、無くしたいんだけどなぁ。
まぁ、直近、5月末からSSRIを抜いていくのも手だと考えている。日照時間が伸びるので、レキサルティやイフェクサー等は何とか要らないように感じる。その分、外出して日光を浴びる、野菜やミネラルを摂るようにするのがバランス的に良いかな。俺ら再構成日記は【必要時に必要な分だけ適宜薬剤使用】を掲げているので、できる限り薬は抜きたい。
しかし、患者側が簡単に断薬することはオススメしない。後で酷い目を見るぞ。それは断言しておく。入院沙汰になりたくなかったら、医師の指導のもとで抜いていくのがいい。そのためには医師との適宜情報交換は必須だと俺は愚考する。医師との会話ほど大切なことはない。訪問看護を利用するのも手だ。訪問看護は医師に報告義務があるので、週に1、2回来てもらった方が楽になる。薬の相談にも乗ってくれる。24時間相談に乗ってくれる所が良い。そこは金払ってでもお願いした方が、いざって時に困らない。
医療は、必要な時に必要なタイミングで使ってほしいと心から願う。精神にしろ、内科にしろ、骨にしろ、眼科や耳鼻咽喉科にしろ、苦痛があるから行くべきだ。辛さや痛みが抜け、医師から問題無いと太鼓判を押されて、ようやく使用を停止する判断をしてほしい。医学の専門家を抜きに医学を否定するのは違うと、俺は本気で思う。新薬、ボルズィにしろ、クービビックにしろ、医師と相談の上で安全に使用することをお願いしたい。
以上。
エルでした。
