トラウマ変容ワークブックをやり始めて

 こんにちは。お久しぶりです。エルです。今回は「トラウマ変容ワークブック」をやり始めてからの考え方の変化、何を学び何をしているのかの報告になる。

 第1に、まず、【ゆっくり読むこと】を目標に俺らは読んでいる。特に俺は興味がある分野の読書が早くなりがちなので、そこは何回も読み直す覚悟で、ゆっくりゆっくり読んでいます。

 第2に、誰がこのワークをやるのかだが、俺らは知っての通り、『多重人格』。だれがやるかをしっかり決めないとこのワークブックは生かせないと考えて、やる人格をできる限り固定した。「俺」「主人格かがり」「京華」「潤」と長年主人格をやっていた「暫定さん」が主に主体となって始めることとした。

 第3にワークシートに書き込むことはなるべくしないようにした。理由はワークシート1でみんながみんな書き込んでたらぐっちゃぐっちゃになったから。それ以降は大きめな「付箋」を駆使し、「ボールペンの色分け」をして行っている。色は俺は青、潤が黒、かがりが赤、京華はピンク、暫定さんがオレンジ、あと緑は使いたい他の人格用にしている。

 ここまでルールを決めてやっているが第3回目までで、色々学ぶことができた。うつ症状がトラウマから起因していることや、脳の使われ方、トラウマによって助けられていたこと、等。いろいろあるが、今回は【トラウマの症状が生きるのを助けた】というワークシート2のことについて話したい。

 トラウマ症状はいつも「負のこと」ばかりが目についてしまうが、その考えを逆転させて生きることをどのように助けたかを考えるというなかなかに難しい話だった。色々なトラウマの反応がある中で、俺が選んだのだけ抜粋していく。

 俺は「いらつき」「不安、パニック」「自己破壊的行動」「不眠症」の4つを選んだ。

 この中でも良くあるのが「不眠症」だ。俺らは幼少期から「不眠」に大変苦労させられてきた。そんな「不眠症」だが、この「不眠症」を考える上で、【どのように自分にプラスがあったか】を考えることはとても難しかった。でも、よくよく考えれば、夜の【親の干渉が無い時間帯に自由にできた】ことは俺らを生かすことに大変役立ったと思う。

 このようにこのワークブックでは自分の【殻】【思い込み】【悪い感情】を【良い方】に考えさせてくれるすべを学ぶことができた。発想の転換を自然とさせてくれるこのワークブックは『多重人格』であっても使えることが今回分かった。

 そして大きな収穫は、《他の人格とでは考えることが本当に違う》ということを再確認させてくれたことだ。付箋で書いていたので時の色で見分けることができたのだが、他の人格はそこまで気にしてないことを俺が気にしていたり、逆にそこまで気にしてなかったことをきにしていたりと、本当に考えがバラバラなんだと考えさせられた。

 一人ひとりが違うことは分かっていたが、こんなにも考えていることが違うのかと驚きが隠せない。そんなワークだった。《人格の考えていることを知る》これも俺らには大事なことでは無いかと俺は考える。

 まだ半分も終わってないワークブックだが今も現在進行形で色々と学ばせて貰っている。

エル

関連するかも知れない記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。