超記憶とカメラアイについての考察

 また俺、エルが考察を書いていこうと思う。医者ではなく、プロのカウンセラーではないので、気をつけて欲しい。近々プロになる予定ではあるが、それはまた次回。

 今回は完全記憶、カメラアイについて考察をしていく。

 完全記憶能力は昔に考察を書いているが、今回、ドラマ『アイシー』でカメラアイについてやるそうなので再度、書いていこうかと思う。

 生涯を一度も忘れることのできない人は全世界に80名ほどしかいないと言われている。HSAM1と呼ばれ、とても貴重な存在だ。人は2, 3歳までの記憶は覚えていないとされている。覚えていても一部や、親から言われたので覚えているつもりになっているだけかもしれない。本当に覚えている人は、畳やその時の匂いまで覚えているものだ。

 基本的に、人は視覚情報からの記憶が多い。しかし、超記憶の方はすべてを覚えている。

 実はカメラアイもすべてを覚えているわけではない。何年も前のことを一部だけ覚えていることはできるが、生涯にわたって忘れられないということはない。カメラアイでも普通に忘れる。完全記憶はない。カメラアイはその名の通り、目からの情報を一部のみ精密に覚えられる。ただし、一部分のみだ。

 ではカメラアイとはなんなのか?

 それは簡単に情景や物の配置まですべて一瞬で覚えられる。それだけだ。

 カメラアイはネットでも身につけられると書かれていることが多いが、基本的には自閉症スペクトラムや発達障害由来のことが多い。似たことはありえるが、それは記憶力を鍛えているに過ぎない。また、カメラアイは複雑性PTSDの発症率は高いかと思う。一部を一言一句忘れられないというと、ショックが大きいことを脳内に焼き付けることになる。それを何度も何度もフラッシュバックとして体感するわけだ。そうなると、その時のことをしっかりと覚えていないとできないだろう。その場限りのカメラアイの可能性は高いかと考察できる。

 さて、このことから、複雑性PTSDと自閉症スペクトラム、カメラアイの関連性が見えてくると思う。カメラアイではすべてを覚えることができない。このことを忘れないようにしたい。今回の『アイシー』のドラマでカメラアイが超記憶と同じように扱われないことを祈る。また、しっかりと、自閉症スペクトラムについて触れてくれると嬉しい。

エル

:: 注釈

  1. 人生のほとんどすべてのことを細部まで鮮明に思い出せるという記憶能力(を持つ人が全世界に80人程なのではと云われている) ↩︎

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