私達は総勢、40人ほどがこの体の中で暮らしている。その中で、出られるのは1人。今回は私、京華が出てこの文を書いているのだけれど、圧倒的な「時間の足りなさ」を痛感している。何故か?それは「1日が24時間しかない」から。私が文を書く、それには1時間では足りなくて、でも、他の人格もしたい事がある。時間の奪い合いになる。これが結論。
例えば、私達の中には『エル』と言う人格がいる。彼は自身を『医療班』と位置付けて、日々、進化する医学をチェックしている。論文を読んだり、参考書を読んだり。毎日、忙しい。更に、『医療班』だから当然ではあるものの、この体の健康チェックもしている。体重の測定から擦り傷の処置、心の状態のチェックまで。それだけではなく、彼はブログに、自分で調べた精神医療の考察も上げている。そんな彼には、やっぱり時間が足りてないようで、もっと時間が欲しいと呟いていた。
別の子の話で言えば、『かがり』と言う人格がいる。彼女は『主人格』として日々、生活を回している。家事全般は勿論のこと、買い物などもしている。しかし、彼女の趣味は料理を作ったり、お菓子作りなのだけれど、全く出来ていない。料理は毎日で来てはいるものの、お菓子は全く出来ていないのが現状だ。日中、掃除やご飯の準備、洗濯などして疲れたら寝る。そんな毎日を彼女は過ごしている。SNSも積極的に上げており、動画の編集にも最近は手を出しているみたい。そんな彼女も、よく、時間がないとぼやいている。
このように上げたらキリがない。私も時間が足りないと日々感じている。趣味をする時間が圧倒的に少ない。どんなに時間を作ろうとしても、睡眠を削った所で足りないには違いなかった。私だって、小説を書く時間が欲しい。短編もSNSに上げたい。ブログの更新も、もっと頻繁にしたい。詩も書きたい。しかし、時間があまりにも限られているので、中々出来ない。私は文を書いているが、私達の中には、ハンドメイドで作品を作っている人格もいる。しかも、販売もしている。その人格の時間、どうやって捻出したら良いのかしら?また、これから、編み物をしたいと練習している人格もいる。彼女はYouTubeで見ながらになるので、膨大な時間がかかる。その人格の時間は?どう作れと?子供人格の中には、アニメを毎週見たい子もいる。ニュースをチェックしたい人格も、美容に時間かけたい人格も、優雅にティータイムの時間を取りたい人格も、炭酸飲みながら騒ぎたい人格も、プログラムをしたい人格も、みんなみんな我慢をしている。やはり、私達には圧倒的に時間が足りない。
一日が80時間あれば良いのに。それでも私達は時間が足りないと言うのでしょうね。