ABEMA Primeの『DIDの生きづらさ』を見た感想

 こんにちは、こんばんは、おはようございます。ってことで、今回の記事はABEMA Primeを倍速で見た俺、エルの感想文?になります。まだ見てない人はネタバレあるんで先に見逃し配信を見ることをおすすめします。

※配信アーカイブはABEMAによって予告なく、配信終了したり、ABEMA Primeへの登録が必要になる場合があります。


 まず、構成から。最初っから『イジメ』や『虐待』を受けてないと解離にはならないみたいなとこが?だった。俺らみたいに『ヤングケアラー』でなる人もいるし『宗教二世』で発病することもあれば、『性同一性障害』からなる人もいるわけで、一概に、『イジメ』や『虐待』だけでなるもんでは無い。それに解離性障害全般で見れば、大人になってからの『強いストレス』で離人や健忘、遁走する人もいる訳で、一概に『イジメ』や『虐待』だけがトリガーではないとここでは強く言いたい。色々な人を見ているが発病には人それぞれある『強いストレス』が関係している。また、『強いストレス』だけだと、『PTSDは?』となりがちだが、DIDの発病には『強いストレス』が《長期間かかり続ける》状態でなりやすい。要は、『逃げ場が無い』状態に陥った場合にのみ発病することが経験上わかっている。質疑応答の中で岡野先生が「100人に一人はいると考えて良い」と言っていたことから、DID自体はそんな珍しいものではない。寧ろ、双極性障害並みにはいると考えていいだろう。そんな身近なのに知らん人が多いことの方が不思議だ。それだけ人は『強いストレス』に《長期間かかり続けて》いると考えられる。

 まあ、でも良かったのが岡野先生の解離についての最新のことを知ることが出来た。という点かな。やっぱり医療従事者は常に最新でないといかんのよ。情報をアップデートしていかんとついていけねぇ。俺はその気持ちがあったからこそ最新を追っているが、医療とか全く関係ない人は当事者目線で言うと、見ない方がいい。理由は、DID当事者は疑心暗鬼になり易く、自己暗示に罹りやすいってところ。だから、疑心暗鬼になって軸がブレると、ポップアップに陥りやすい。そこで情報を入手してしまうと自己暗示に掛かって最悪なケースになる可能性がある。特に、「治療法」には注意が必要だ。EMDRだけが解離の治療法ではない。特にEMDRは国内にできるカウンセラーがまだ40人未満ということもあり、なかなか受けられないことの方が多い。でも安心して欲しい。「EMDR受けたけど、自分にはあまり合わない」という声もDID当事者から多数聞くので、それが必ず正解というわけではない。マインドフルネスや森田療法も治療法としてある。または、薬で困り事を解決するのもアリだと思う。

 したがって、DIDの治療法は基本色々あると考えて良いだろう。手段はたくさんあると考えて問題はない。寧ろ『個性』と捉えていいと考える。その辺りを考えながら是非、カウンセラーに見てほしいDIDは『イジメ』や『虐待』だけで起こるものではないことを再度、伝えたいと俺は思っている。今回の考察はここまで。以上。

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