このブログを見てくださり有難うございます。内界(脳内の世界、ここに人格が居る)の第1を任されております。りーちゃんと申します。
なぜこのブログを立ち上げたのか
私たちは多重人格(解離性同一性障害)とうつ病を患っています。
この患っているなかで、大変なこと・気をつけなければならないこと・急に来るフラッシュバックなどの対策・対応を他の方々にも共有したく思い、この再構成日記ブログを立ち上げました。
また元ヤングケアラーとして生き抜く方法、立ち振る舞い、どんな事がヤングケアラーに当てはまるのかなど幼少期からヤングケアラーだった私達だから、話せる内容もあると思い、ヤングケアラーについてもお話ししたく作り出しました。
ヤングケアラーとは
「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと。
こどもが家事や家族の世話をすることは、ごく普通のことだと思われるかもしれません。
でも、ヤングケアラーは、本当なら享受できたはずの、勉強に励む時間、部活に打ち込む時間、将来に思いを巡らせる時間、友人との他愛ない時間…
これらの「こどもとしての時間」と引き換えに、家事や家族の世話をしていることがあります。まわりの人が気付き、声をかけ、手を差し伸べることで、ヤングケアラーが「自分は一人じゃない「誰かに頼ってもいいんだ」と思える、「こどもがこどもでいられる街」を、みんなでつくっていきませんか。
それはきっと、すべての人が幸せに暮らせる社会をつくる一歩になるはずです。
こどもがこどもでいられる街に。~ヤングケアラーを支える社会を目指して~ 【厚生労働省】
https://www.mhlw.go.jp/young-carer/
多重人格のこと
現在私たちの人格は、変動はあれど、約50近くいます。
その50のうち人の為として生まれたヤングケアラー気質の人格と、そうではなく、自分のこと為に生まれた人格が居ます。私達はその2つに別れた考え方を、内界ごとに分けたため、2つの内界が存在します。
まずは、第1内界の主なメンバーをご紹介します。
ただ、それぞれの特徴を細かく書くと大変長くなってしまうので、メインの人格だけの紹介をさせていただきます。
- りーちゃん
統括を担っています。現在これを作っているのもりーちゃんです。 - 《メイン》エル
ほとんどの生活のことを担っています。性格は几帳面。人格のことに関してもかなり安定している人格と言えます。他の人格のケアもしてくれたりしています。 - 《メイン》かがり
気まぐれな性格で、やりたくないことはやらず、出てきたいときに出て、寝るときは寝て、自由な人格です。現在彼氏さんと付き合っているのも彼女です。 - 《メイン》京華
文を愛し、字を愛し、詩を作成している人格になります。文や詩や行間など、細かく注意し日々Twitterにて文を上げている人格になります。性格は『やることはやる』性格で、多少の過集中も持っていたりします。 - 《メイン》潤
『楽しいことをする』をモットーに、色んな分野に手を出します。パソコンなど興味があることに、前向きに純粋に手を出していく人格です。
次に第2内界の方をご紹介します。
- 《メイン》ぽん
第2の統括を担っています。人間をやめたい九尾の人格です。 - 《メイン》しーちゃん
トイレの感覚が無い私達のかわりにトイレに行ってくれます。4歳の子です。アンパンマンが好きな子です。 - 《メイン》無森
人と話すのが苦手と本人は言っていますが、最近は人と話す訓練をしてくれている優しい人格です。茉森という子供人格の保護者でもあります。 - 《メイン》堕姫
貴族のお姫様に憧れ紅茶を茶葉から淹れる本格派のティーパーティーをよく開催しています。京華とは違い、稼ごうとせず自由にのびのびと生きています。
人格それぞれのこと
人格には何かしらの“トラウマ”を持ち生まれています。例えば、かがりは性被害のトラウマを抱えています。
約50名それぞれ何かしらのトラウマを持ち、何かしらの経験をしています。ヤングケアラー特有の物もあるでしょう。ASD由来のもあるでしょう。しかし、どれを取ってもトラウマはあるのです。
なぜこの人格が、と思うことがあるでしょう。でもそれにはちゃんと訳があります。その訳を知らずそこに手を突っ込むのは危険な行為です。それを理解した上で再構成日記をお楽しみいただけたらと思います。
私たちの基本理念
私たちの基本理念は、“人の為に”です。誰かの為に発生し、誰かの為に人格が分離してしまうことがあります。すべては人の為。この考え方もきっとヤングケアラーから形成された独特の考えなんでしょう。
定説では、解離は自分を守る為にと言われていますが、私たちの場合は、人を守る為に自分が犠牲になるという形で存在しています。
なぜ生まれたか、もしかしたら大切な誰かの為なのかも知れません。
人の為にという基本人格は絶対に曲がることはなく、曲げることの無い信念となっています。それはどの人格にも言えることで、どの人間に対してもそれは変わりません。親でも友達でも、それは変えることはありません。
ただ1つ変わることは、自分の生命の危機が来たときだけ、人を裏切ることはあります。それは、どの人格でも共通であり、自分を生かすことに繋がります。
終わりに
私たちの基本理念のとおり、“人の為に”が私たちの目標です。
しかし、何事も過ぎるは如し、私たちのこの基本理念は変わりませんが、その為に、解離していては意味がありません。
この再構成日記という場で見たことが他の解離の方々、それに携わる方々、そしてヤングケアラーの方々の何かしらのヒントとなれば幸いです。
このご挨拶は、2022年6月19日に初版公開し、2023年3月21日にアップデートしました。