怒り

 この怒りどこに向ければ良いのか。外が憎い。痛みが走る。痛い。苦しい。怒り。怒り怒り怒り怒り。暴れても痛い、もがいても痛い。苦しい苦しい苦しい。痛い。痛い。怖い。怖い。痛み。外は全て敵。噛み殺さないと、噛みつかないと、殺される。痛い痛い痛い。怖い怖い怖い。

 感情が流れて来た。怖さと痛みと、怒り。殺されると言う気持ち。時間なんて関係なく、常に気を張り、外敵が自分を襲ってや来ないか、また痛い思いをしないか、常に気にしている。怖さとそれを縛り付けた恨み。痛みに悶える日々。何がこうさせたのか、何が自分にこんな仕打ちをしてきたのかわからない、分かろうとなんてしない。ただただ痛みに悶える。そんな感情が私にこれを書かせている。私でもこの感情が誰のものなのか、一体どうゆう仕打ちをされてここまでの、怒り、に身を委ねてしまったのか、わからない。ただこの感情の主は死ぬ思いをしたことだけはわかった。

 自分を傷み付けた外が憎い。痛い、怖い、苦しい。ユルサナイ。こんな事をした奴らみんなユルサナイ。殺そうとした。痛みつけた。ユルサナイ。壊してやる。自分と同じように、壊してやる。痛みつけてやる。みんな敵だ。味方なんていない。ミンナテキダ。

 自分以外を害そうとするその心はどこからやってきたの?私には分からない。ただ壊そうと、殺そうと、怖いと、苦しいが入り混じった感情。久々に感じた感情はまさかの感情だった。まるで昔のエル君のような殺気に包まれた感情。叫べはしない。だた暴れて、壊して、痛みに悶えて眠りにつくだけの感情。感覚は『獣』それ以外にもそれ以上にも感じられなかった。『怒り』『憎しみ』『恐怖』『苦しみ』『壊す』『殺される』そんな感情。この感情をなんて言えば良いのか。傷ついた熊のような、傷付いた一匹狼のような、そんな感情。『獣』そう捉える事しか私にはできなかった。『怖い』『ユルサナイ』私に向けられたこの牙は一体どこに刺さってしまうのかしら。私に何を訴えたかったのかしら。この子は一体どうしてこんな自由な世界でそんな思いをしてしまったのかしら。私にはこの子が分からない。

 コロシテヤル。ジブンヲキズツケタヤツラヲコロシテヤル。ミンナジブンノヨウニキズツケバイインダ。タスケテモラエナイイッショウノキズヲオマエラニモ『カンジサセテヤル』

 

京華

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