自分の過去を知りたくない

ずっと、絵を描いていたい。そして認めてほしい。過去は過去と割り切れない。

いつもいつも、あの人は認めてくれなかった。見にも着てくれなかった。

パソコンが好き。声は出ない。「まー」とだけ言える。困っても誰も助けてくれない。

中学一年の先生は優しかった。助けてくれた。一緒に作品を考えてくれた。作品を作れるときだけが「まー」の幸せだった。あの人は見てくれないかもしれない。それでも絵は残る。デジタルなら余計に。

紙でもいい、残してくれるなら。絵が描きたい。「まー」の世界は「まー」のものだから。

絵「まー」にとって救世主であり、ゆいつの表現方法だから。

世界を壊さないで。「まー」の世界を壊さないで。

言葉じゃ伝えられない世界を壊せないで。

「まー」だけの世界を知って、見て。

過去は「まー」を否定する。世界を壊す。「まー」は必死なのに、世界を消滅させようとする。

特別な「まー」の世界。お願いだから、これ以上壊さないで。

「まー」の声は人を困らせる。いつもそうだった。

あの人も「まー」には冷たかった。
「そう」「よかったね」それだけで済まそうとする。

「まー」は伝えたくって、言葉の代わりにパソコンを覚えた。ここに書けば「まー」の気持ちは伝わる。

「まー」としか言えない「まー」はこうゆう手段が必要だった。

「まー」は描きたい。もっと絵を描きたい。

過去はなくていい。過去は世界を壊すから。「まー」だけの大切な世界。壊れないいで。

「まー」

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