こんにちは。今回は俺エルがカウンセリングで感じたことを書いていきます。
俺たちは解離である前にヤングケアラーです。そのため、「自分の事は自分でする」が当たり前でした。しかも、「兄弟の面倒は長女がして当たり前」「連帯責任」の考えが親にはありました。そのため、長女である俺らの事に関しては基本、「誰も」「何も」してくれない環境でした。
だから、先生にこう言われた、こう友達に言われた。とかを共感も何もしてもらえるどころか、「あんたが悪いんじゃ無いの?」と言われる始末でした。いじめられてる人がいると言えば、「いじめられてる方が悪い」と言う親です。
そんな兄弟や親と共に暮らしてきた俺らは“どうせ共感なんてしてもらえない”“自分の伝え方が悪かったんだ”と思っていました。医者や、カウンセラー、看護師には分かってもらえるのでは?と思って期待していても何度もくじかれてきました。あげく「人に期待しない方が楽だよ」と発達の名医と呼ばれる人から言われる始末。
俺らは望み無く生きるのか。ある意味絶望していました。
そんな中、今回、とある事があってその事をカウンセラーさんに話しました。そしたら、俺らの担当カウンセラーさんはめちゃくちゃ怒ってくれていました。
なんで、そんなに怒るのか?俺には理解できませんでした。驚いた。いつも温厚なカウンセラーさんがそんなに怒るなんて約2年話してきたけど、そんなことは一度も無かった。と、俺は思う。解離していると他の人格がやっていたことに鈍感になるので、もしかしたら、怒ってくれていたこともあったのかもしれません。でも、俺の前ではそんなことはありませんでした。
カウンセラーの先生はへらへら笑っている俺に「エルくんのことで怒っているんだよ」「代わりに怒っているの」と言いました。
俺は疑問には思ったものの、「怒る」ほどのことでは無いと思っていましたが、カウンセラーの先生には怒ることだったようです。
俺らには共感してもらったり、人に期待したりすることが苦手と言われました。これは共感。変だと思った時点で怒ってよかった事だったようです。
今まで「自分のために怒ってくれる」人はパートナー以外いませんでした。パートナーに言わなければ自分たちで収束させてしまえば。誰も怒らずに済む。そんなことを考えていました。俺らのことを考えてくれる人なんていない。そんなもんだ。そんなふうに思っていました。
しかし、今回、カウンセラーの先生が怒ってくれて、なんだか、俺には不思議な笑みしか浮かびません出した。これが大事な事なら、俺らに「人に期待したらいけない」と言ったあの名医はなんだったのか?今までの絶望感はなんだったのか。自分でよく分からなくなりつつあります。
でも、これだけは感じた事があります。ありがとう。カウンセラーの先生にはこれからもお世話になるだろうと思います。そんな先生を今後も大切にしていきたいと思います。