はい、毎度おなじみ、エルです。今回は「解離性同一性障害の人格の役割」を書いていきたいと思います。
そもそも、人格の発生は「自己防御本能」によるものだと前のブログで考察しているが、じゃあ、なんで人格が自傷行為とか、意図しない行動とか、危険行為するの?と言う疑問を聞いたのでそれについて考察を書いていこうと思う。勿論、俺はただの医療班でしかなく、医者ではないのであしからず。
ネットで交代人格の役割を検索するとたくさんの“役割”が出てくる。子ども人格(幼児人格)保護人格、保安人格、破壊人格、迫害人格、記憶人格、統括人格、副人格、主人格、etc……𝕏(旧Twitter)なんて見ていたらきりがない。
では、この人格たちの『主』な役割とは何なのかというと、『この体を守る』なんよな。だから、どんな分類にカテゴライズされていようとも、これは変わらない。ここだけは、決して揺るがない。ここがないなら、それはDIDではない。ただの詐病にすぎない。
では、この大量にカテゴライズされた役割をもっと簡単にしてみようと思う。本能が守りたいもの、それは
- 肉体
- 精神
- 社会性
この3つに分類されるのではないかと、考察する。社会性については、「人は一人では生きていけない」の理論から入れた。この3つに大量にある役割たちを分類していこう。
◆1.肉体的
これは特殊でよくいる、失語症の人格だったり、痛みを感じない(感じにくい)人格がこれに該当する。または、保護人格もこのカテゴリーに分類してもいいと思う。
保護人格はこの体の持ち主(基本人格という)がツラい経験をしているときに「身代わり」になってくれていた人格。身体の救護活動だったり、苦手なところから逃げてくれたりする。基本人格はこの体の元々の人格で、この人格から他の人格が生まれている。
※救済人格は、Inner Self Helper(ISH)とも呼ばれ、混合されることが多い。俺らはISHを良心の塊、全能者もしくは体のことをすべて知っている人格と考えている。しかし、俺らの中にはまだ、ISHが見つかっていないので、詳しくはわからないのも事実だ。
迫害人格もここのカテゴリーにはいるかもしれない。要は反撃して脅威から逃れるって考えだ。
◆2.精神的
ここは精神が崩れないようにしている人格たち。ここのカテゴリーにはたくさん役割が分類されるな。保安人格、破壊人格、記憶人格、統括人格、子ども人格(幼児人格)。保安人格はたくさんいる人格たちの警察みたいなもんだ。人格同士の争いとか、暴走とかを収める人格。なので、精神の安定に徹していると考えていいと思う。
破壊人格も精神的苦痛から逃れるために自傷行為など、危険行動をするので、精神安定型だと考える。記憶人格だが、こいつは他の人格が記憶がなくて困らないように記憶の収集をしている、管理しているという感じか。その為、精神系と考えた。統括人格は保安人格に近いと思う。要は他の人格の総まとめをしている人格となる。
保安人格と違うのは統括人格は莫大な権力があることが多い。人格の出し入れを采配し、時と場合によって的確な人選をする。かなり大変な精神の管理者とも言えるな。最後に子ども人格(幼児人格)これは、幼少期に出来なかった事を代わりに叶えるという意味もあるのではないかと勝手に愚考した結果、精神の安定に繋がると考えた。
◆3.社会的
ここも多くの役割が入ってくるな。まあ、基本、人格にネットやら、電話が理解できればどのカテゴリーの人格もここに入ってくると思われる。PCやらスマホの動作が出来、なおかつ相手のことを理解できれば、ここにはいれるのではと、思う。対人の場合はTPOに応じた対応が出来ればここに入ってくるだろう。大体は15歳以上の人格が入っていたりする(例外もある)。
生活のほぼすべてを行う主人格とか副人格とかが入るかな。でもなあ、副人格って主人格、基本人格以外全員を指してたりするので、分け方が難しい。副主人格みたいな役割の人格がはいってくるのかな。
最後ふわっとしているが分類としてはこんなもんだろう。かなり曖昧になってしまっているのは各解離性同一性障害の人たちでかなり解釈が違うからだ。
こんなに役割が多くなってしまっているのも、ここが原因だったりする。例えば、子ども人格(幼児人格)って何歳まで?とか、保安人格でも統括人格のことしてるよとか、救済人格と保護人格が一緒とか。もう訳わからんくなっている。ぶっちゃけ、俺らは主人格、交代人格、基本人格、子ども人格(幼児人格)、動物人格、統括人格。しか分類していない。しか、と書いたが、これでも多いとは思う。
でも世の中にはここから大量に分かれている人もいるんだぜ。不思議。きっと、「各人格に役割がないと存在している意味がない」とか考えてんだろうな。そんなことねぇのに。
てな感じで、役割の分類をざっくりまとめて見ました。もしかしたら、俺らの人格の分類についても書いていくかもしれん。