解離性同一性障害については一番重要となる<人格の形成>だが、論文によると3歳から10歳にかけて形成されると書かれている。しかし、その中には<自我の形成>や<共感性>のことには話されていない。そこで今回は<自我の形成>についてや、<他者への共感性>についての考察を自分なりにまとめたものを書こうと思う。注意して欲しいのは俺が医者ではないこと。あくまで俺の考察であること。その2点を踏まえた上で書こうと思う。
:: この考察をお勧めする読者
- 現代の心理学や心理療法に興味を持っている人
- 子育てや家族関係に興味を抱いている親
- 解離性同一性障害について理解を深めたい人
- 精神科医学や心理学の学習者
- 自己認識や他者への影響について考えることが好きな人
:: 本文
<人格の形成>については調べてもらえれば分かると思うが、先ほども書いた通り3歳から10歳にかけて形成される。では、<自我の形成>はというと、これは早くて1歳から2歳にかけて環境に影響されながら形成されていく。そうなると<人格の形成>は環境によりばらつきが生まれるということになる。だから、<人格の形成>には大きく環境が響いてくるのだ。この時期に何らかしらのトラウマ経験があると<自我>は大きく歪み<人格の形成>に大きく関わってくるのだ。この時期に暴力などをみたりすると<自我>は大きく歪み暴力的な性格になることが容易に予想される。人間の脳は10代半ばから20代前半にかけて完成せれていくと言われている。精神年齢は色々な解釈があるが、約2歳ごろから18歳までには完成されると言われている。だから、子供の解離性同一性障害は成立しないのだ。もしもそれまでに診断を下した医者がいたらそいつはヤブと思っていい。
続いて<他者への共感性>についてだが、これも<人格の形成>ついては大きく関わりがある。<他者への共感性>は<人格の形成>に必要な<愛情>について大きく関わってくるからだ。<人格の形成>には大きく環境が関わっているわけだがその環境の一部として幼少期に一番関わりがあるのは<親>であるからだ。つまりは<親>からの<愛情>がどれだけ貰えていたかで、<人格の形成>に大きく関わってくるわけである。また、この<愛情>により<他者への共感性>も変わってくることが論文でわかっている。つまり、この<親からの愛情>によって<人格の形成>が大きく関係してくることがわかった。
解離性人格障害において最も重要視される<人格の形成>は大きく<自我>と<愛情>によって人格が変わることがわかった。
今回はこの辺で失礼します。
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