夢と現実がわからなくなる

 ついこの前の話。朝から起きれなかった。記憶が曖昧なのだけど、朝の薬は飲まされたのか飲んだのか。飲んだ事は確か。でも、眠気が取れず、目を瞑れば夢に吸い込まれそうだった。

 その日はB型作業所だったのだけど、お休みしてしまったわ。こんな状態では電車やバスにも乗れない。夫は出社。家にはいない。その後、午前中は寝尽くして、午後、感覚が無くなった。かがりちゃんご水を飲む夢を見て、水を飲む為、目覚めたのだけど身体が動かない。携帯を唯一触れたぐらい。

 必死に訪看さんにヘルプをだしたわ。でも、ゆっくり動くようになる。と言われ、その後耐えきれなくなり動かない身体を引きずって水を飲む為ベッドから這い出して、そのまま、落ちた。動けない身体。痛みは確かにあった。そこで、奈都妃が『痛みがあればこの状況から抜け出せる』そう私たちに訴えた。

 しかし、奈都妃の言う、『痛み』とは自傷行為。リストカット。それはいけない。彼女もそれはわかっている。わかっていてもこの状況を打破する方法がわからなかった。

 しばらくして、身体は動くようになったけど、眠気は続く。モンスターエナジーがあったから飲んだ、氷を頬張った。それでも眠気はやってきた。

 潤がキレた。滅多にキレる事ない潤がキレた。机に向かって、思いっきり頭突きを3回。一瞬それで彼は眠気から解放されたそうなのだけど、結局また眠気がやってきて、私たちを悩ませた。

 そのうち、離人症までやってきて、希死念慮。奈都妃が自傷行為をすれば解決すると訴える。それは防ぎたい私たち。

 取っかえ引っ変えで交代をするも、結局は奈都妃に腕を掻き毟られ、出血してしまった。この段階で訪看には2回電話していたが、何もしてはくれなかった。どうしようか、ちょっと休んでみてください。そんなありきたりな言葉しか貰えなかった。

 本日病院に緊急で行ったわ。エル君が必要と判断したの。そこで言われたのは

 『緊急で訪問してもろえないの?』
 —— してもらえなかった。

 『ここに来てもいいんだよ』
 —— 水曜日は先生お休みじゃない。

 『とりあえず、訪看来てもらうの増やすね』
 —— はい。

 でも、今の訪看は遠くてもう、増やせないと。訪看を変えるか。それしか方法はない。しかし、とてもよくしてくれてて、時間も沢山取ってくれる。

 どうすれば良いのでしょうか?どうしたら良いのかしら。もう、わからないわ。とりあえず、薬は変わったので、注意して飲んでとエル君が。私はこの先が心配だわ。

京華

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