まず、俺は医者でも臨床心理士でもないことを告げておく。今回は複雑性PTSDについての考察になる。臨床心理士と主治医と話してわかったことをまとめる。
複雑性PTSDとはPTSDが沢山ある状態なのは理解できると思う。しかし、この複雑性PTSDはDSM5には記載がない。こっちはICD11に記載がある。馬鹿な俺は英語で読む気が失せたのだが、『よくわかる本』で記載があったのであげると、
- 感情の調節障害
- ネガティブな自己概念(認知の調節障害)
- 対人関係の障害
が現れるそうだ。より深いトラウマがあるほどこの症状が深く大きくでると書かれている。そして、この複雑性PTSDは発達性トラウマ障害として包括的に考えることが必要になる。
DSM5では細分化されている、摂食障害、解離性障害、身体症状、強迫性障害、パーソナリティ障害や感情障害、物質依存、子供の双極性障害、ADHDやASDを包括的に症状として現れるようだ。情緒や愛着もその中には含まれる。症状の表れ方は人により異なるが、流動的に現れるようだ。
こう書いていくと、俺らにも当てはまる部分がある。
- ASDに由来:
- 空間認識能力の低下、左右盲、感覚過敏など
- 依存症:
- 性依存、買い物依存
- 摂食障害:
- 過食
- パーソナリティ障害:
- 人との関係の築き方が安定していないこと、リセット癖
上げだしたらキリがない。鬱も感情障害のうちだ。てんかん発作もある。不安障害のパニックも現れ、強迫障害の示唆もされている。
かなり範囲が広いところをICD11では複雑性PTSDとなるようだ。略語でよくC-PTSDとか言ったりする。判断基準はその参考資料によって医者によって違うと言うことだ。
とまぁ、俺らはDSM5を先に読んでしまったがゆえ、ドツボにハマった訳だが、理解というのは中々難しい。
解離といっても色々な種類がある。グラデーションがある。流動的に症状が変わる。「解離だからできない」ではなく、解離でも工夫したというを心がけたい。できないではない。出来るかもしれないが大切だと今回感じた。
複雑性PTSDは治すのは困難だ。出回っている本は「治す」というか、「共存する」ことをかいている。自分は自分なりの正解を探す旅を人生の中でしているのではないか?と俺は考察する。
エル