ユメの夢

ユメの夢

今日、フラッシュバックしたから、書くね。

ユメはずっと比べられてきた。人と。友達と。兄弟と。男の子と。

ずっと言われ続けた。

『女の子なのに、なんで?』
『年上なのに、なんで?』

友達の居なかったユメに、母親は

『友達なんて利用するだけの人』
『上手く立ち回れば出来るから』

なんて、言った。

紙に書いて説明したり、した。

ユメは、なんで、って今更思う。

【なんであの時『ユメはユメ!』って言えなかったんだろう?我慢しちゃったんだろう?そうするって反対とかなく、思い込んじゃったんだろう?】

幼稚園児の時から、ユメはいたのに。

ユメには違う記憶がある。

『お父さんとお母さんと弟の四人で幸せに暮らして、坂道で赤いばバンに跳ねられた』そんな記憶。

ユメは死んだんだ。

でも、いる。

声を上げるべきだった。

『それは違うよ』とか
『ユメだから』とか。

でも、しなかったし、無抵抗で従った。

何にも疑問とかなくって、跳ねられて死んだ記憶はあるのに、その時の幸せな時の名前が、分からなかったから、名前が無かったの。

今は『ユメ』って名前がある。

その時、ユメはまだ名前が無かったの。

声を上げないで盲目的に母親を信じた、ユメがいけない。


幸せに昔に戻りたかったんだ。

笑って毎日毎日が過ごせる。

そんな幸せな日々に戻りたかったんだ。

みんな笑って比べられたりしないで『偉いね』『よく頑張ったね』って褒められたかったんだ。


もう、ユメは昔の記憶がほとんど、わからない。

幸せだったあの一度死んだ時の記憶は鮮明にあるのに。

この体の母親の記憶は、苦しい事ばっかり。

辛くって、辛くって、助けて欲しかった。

誰も助けてはくれない。地獄。

比べられたり、
人を利用する為と教えられたり、
努力が認められなかったり、

そんな母親との記憶。

それがユメのこの体での記憶。

ユメはこの体に居なきゃいけないのが、苦しい。

早く助けに来てくれないかな?

幸せだったあのお父さんとお母さんと弟が、

助けに、来て

くれないかなぁ。

引きこもりのユメ。

この体から連れ出してくれないかな?

もう、辛いよユメ。

助けてよ。

ユメ

関連するかも知れない記事