お久しぶりです。今回もエルが考察を書かせて頂きます。毎度のことながら、医者ではないので注意を。
動物脳、これを聞いてピンと来る方は少ないだろう。
人間脳は『理解はできる』という一方で、『なんかしっくりこない』と感じることが動物脳だ。理解している部分が人間脳で、しっくりこない部分が動物脳だと考えていただけるとわかりやすいと思う。
動物脳はトラウマや、抑え込んでいる気持ちなどを司っている。その場から逃げ出したいという気持ちを動物脳が持っている。衝動、焦り、それも動物脳が絡んでいる。本能と呼ばれるものが動物脳になる。
人間脳は論理的に考える脳のことで、ガっと気持ちを抑える脳のことだ。理性と呼ばれるところが、人間脳である。『こんな人もいる』などと納得するところが人間脳になる。人間脳は欲求を抑えるところでもある。自分というものを理解する脳でもある。
動物脳と人間脳は、動物脳を包み込むように被さっている。人間脳は動物脳を抑え込むように出来ている。
その人間脳だが、強すぎるとストレスをすべて動物脳に流し、理解できずに溜め込んでしまう可能性がある。それがより深いとトラウマとして、フラッシュバックを引き起こしてしまうわけだ。脳に負荷がかかるというのはそういうことだ。
しかし、解離の場合はその人間脳と動物脳がごちゃごちゃになっていることが多々ある。境界線が薄いと言えばいいのか。人間脳で記憶していることが動物脳でもトラウマとして刻まれてしまっている、なんてことが往々にしてある。
ここで、俺らの場合の話になるが、「泣く」という感情が動物脳になるわけだが、それを「恥ずかしい」「みっともない」なんて人間脳が働いて抑制されてしまい「泣く」なんてことができない。それが問題になる。
でも本来なら、「泣く」ことは当然、きついこと。でもしなきゃいけないこと。しないと「ストレス」のはけ口が無くなる。ストレスが溜まれば、病気の発症の原因にもなる。そうなると、人格が増えるわけで、人格が増えれば、生活に支障が出るわけだ。だから俺たちは普段の生活が大変だ。
こんな感じで、人間脳と動物脳は働いている。でもバランスが取れないと支障が出るわけだ。だから、何事にも「バランス」が必要となる。
以上、エルでした。